夏のお茶漬けとしば漬け
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京都の夏をご存知でしょうか? 盆地ですので暑いですね・・。 昔はクーラーも
なくさぞかし暑かったのでしょうね。   海からも遠く距離が離れていたので、夏
の暑い時期には桶に水を入れて浪速から山を越えて担いで持ってきてもしぶとく
生きてていた鱧(はも)が、京都の夏の代表的な料理になったのだそうですね。

そんな夏の京都では井戸水とか鞍馬や高尾などの冷たい湧き水がなにより
も都の人にはご馳走だったのかもしれません。
暑い夏の京都で食欲のないときにお茶漬けならぬ、つめたーい美味しい水を
ご飯にかけて食べるという習慣があったそうです。水漬けですね。(^▽^)
ちなみにご馳走 という言葉の意味は 珍しい食材や美味しいものを求めて
東へ西へ馳せ走り、探し調達してもてなすという意味からきているのです。

閑話休題
そこで夏のお茶漬けですが。。。。先ず麦茶か焙じ茶を沸かしてください。
上等の煎茶とか普通の緑茶ではかえって夏の弱った胃袋にはきついかと思
います。
ここでまちがってもパック入りの水だしの麦茶とか、ましてやペットボ
トルの麦茶やお茶ではぜったいだめです。香りがまったく違いますからね。 
そしてお茶は冷まして冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます。
さてご飯ですがこれは炊きたてでもレンジで暖めたものでも結構ですが
要するに熱いご飯を用意します。 そしてただ このご飯に先程のよーく
冷えた麦茶か焙じ茶をかけてお茶漬けにするだけなのです。 
そんな冷たいお茶でお茶漬けなんて・・・・・と思われるかもしれませんが
試されたことの無い方は 騙されたと思って是非やってみてください。
冷たいお茶の茶漬けはご飯がほとびずにさらさらしていて、夏にはほんとに
あっさりと美味しくいただけるのです。  なんとなく食欲が湧かないとき
でもこれならさらっとお腹にはいりますよ。  漬物は瓜の浅漬けなどを
ご家庭で作られれば宜しいですね。
私はこの冷たいお茶漬けにはしば漬けか奈良漬があっさりして好きです。 

しば漬けはご家庭ではなかなか作るわけにはまいりませんが、美味しいものが
あまり ありませんね。
やはりしば漬けは 京都の今熊野電停前の にしだや のしば漬けが
美味しいですね。 香りと自然の滋味が食欲のない夏の胃袋に旨み
を蘇らせてくれます。
                夏のお茶漬けでした・・・。