梅が咲いて桜を待つ頃になるとそろそろ早出しの筍が出てきますね。土の中に
電気線を通したりして早く出荷できるように工夫しているらしいですが、季節感
というか旬の感覚としてはあまりも早すぎてもやはり逆に可笑しいですね。
三月上旬やましてや二月ではいくらなんでも筍は早過ぎるでしょう。真冬の
木の芽と同じで珍しければいいと云うものでもありません。
「ほう もう筍か。。」と思っていただける微妙なタイミングが旬を察知するに必要
です。 料理屋ではそのタイミングを見計らって出すわけですが、ご家庭では
やはり本当の旬の頃に料理されるほうが値段も手ごろですし、味もやはり旬の
ものが美味しいですね。 産地によって時期はまちまちですがまず九州、鹿児島
あたりからはじまって次に四国徳島、それから本土に入って4月の中頃には
京都の山城のものも出回ってきます。 それではまず筍の産地と選び方などから
お話しましょう。
|