丹波の黒豆煮含め のし梅 |
黒豆の炊き方に王道なし ただひたすらじっくりと炊きましょう・・・。 重曹と圧力鍋は使いません |
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いわずと知れた黒豆です。これはやはり何といっても |
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まずもどし方です。 黒豆は米を研ぐようにして鍋のなかで皮が破けないようにさっと洗います。 |
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鉄をいれるか鉄の鍋で炊けば真っ黒に仕上がりますが 私はあえそのまま炊いて茶色に仕上げます。その方が なんとなくぶどう豆らしいかと思っています。 (^▽^) 古釘を入れるっていうのは単に迷信です。それは不衛 生ですので止めて下さい。 何か鉄のものでいいのです。 鉄の鍋で炊くのが簡単なのですが無理に真っ黒に仕 上げなくてもよろしいと思います。 どうしてもという方は 鉄の鍋で炊いてみてください。 さて黒豆を柔らかく炊くのに重曹を入れて重曹抜 きをするとか、炭酸を入れて炊くとか昔からいろいろいわれ ます。また最近では圧力鍋で炊いたら早く柔らかくなる と書いてある料理の本もありますね。でもそれは間違い です。その必要などありません。 ましてや重曹を入れて ゆがいて重曹抜きをすると、せっかくの茹で汁がなくなり豆 の旨みもなくなってしまいます。重曹だけは絶対に入れ ないで炊いてください。 |
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また圧力鍋はどうして早く柔らかくなるかというと、高い圧力を鍋の中にかけて材料の細胞膜や細胞壁を 壊して早く炊けるようにしてあるのですね。 ですから旨みも味もすべて材料から煮汁に出てしまいます。 圧力鍋ほど料理を理論的にもわざわざ不味く作るものはないと私は思っています。 黒豆に限らず何を作るにも圧力鍋は使わない方が美味しい料理になると思います。 ただスープをとるという手法だけは圧力鍋でも理にかなっていますね。 スープやフォンは煮汁だけをとる のが目的ですから・・・。 ただこれもどうしても濁ってしまいますが・・。 ではもうすでに家庭に圧力鍋があるのはどうしたらいいのか・・とおっしゃる方もいらっしゃる でしょうか? 私なら残念ながら次のごみの日に捨てます・・・・・。(^▽^) とにかく何もしなくてもじっくり時間をかけて炊けば必ず柔らかく仕上がりますので、わさざわざ豆の旨みを 捨てるような手法は如何なものかと思います。 オーソドックスに普通に炊きましょう。 |
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さて口に含んでみて上あごでも潰れるぐらい柔らかく茹 |
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さてここまでやってきてお気づきでしょうが全く特別なことはやっていません。 純米酒を入れたぐらいでそれ以外は何も特別なことはやってませんね。 ただじっくりと時間をかけて空気に触れないように炊くだけなのです。 冒頭にも述べましたように 黒豆の炊き方に王道なし です。 |
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